「かくしごと」 １巻。

好きな漫画家(改蔵と絶望先生ぐらいしかまともに読んでませんが)である、久米田康治最新作の「かくしごと」です。

雑誌では１回ぐらいしか読んでないのでじっくり読むのは今回が初。


あらすじは、漫画を描いてる事を娘に知られたくない子煩悩の父親の後藤可久士と、父親の仕事を知らない無邪気な娘の姫との物語です。

他にも可久士のアシスタント、姫の同級生や先生、更に改蔵のオシャレに師匠であるマリオ先生が元ネタであろうキャラクターが、可久士の協力者的なポジションで登場します、懐かしくて改蔵読みたくなりましたよww

他にも姫の同級生の名前が、東御(とうみ)ひな、古武(こぶ)シルビア、橘地(きつち)莉子(りこ)と、絶望先生の生徒の名前をイジッた物だったりと(ひとうなみ)、(こぶしあびる)、(きつちり)過去作のネタもちょくちょく挟んでますね。


話の方は、ギャグが全体的に抑え目というか、自虐ネタ、下ネタ、時事ネタ、ブラックジョークとかが抑え目になってて、その代わりに漫画家アルアルみたいなネタや、自身にに起きた出来事がネタであろう話しがメインです。

時事ネタ、ブラックジョークが好きという方には物足りないかもしれませんが、その分色んな人が読みやすい作風になってると思います、あと絵柄が昔っぽくなってる印象。


そして、一話の中に複数の話しが入っていて、それらの話の最後に、雑誌の目次によくある作者が近況を描くスペースが描かれてて、なかなか面白い構成になってます。

最後はあとがきという形で、その１話の締めくくりみたいな形になりますが、可久士と姫の触れ合いがメインで、ギャグ控えめで凄い微笑ましいですね。


ただ気になるトコもあり、単行本の最初と最後にカラーページで、成長した姫が一人で、誰もいなく原稿だけが残った仕事場に訪れて可久士の仕事の事を知り、それをアシスタントが遠くから眺める話しがあるのですが、姫が大きくなるまでに可久士がどうなってしまったのか結構怖いですね。

改蔵、絶望先生も最後の方でどんでん返しがありましたし、この作品もあるのかもしれませんが、あまり悪い方向には行ってほしくないですが、どうなるか。






このPVで大体わかります、ってかこれはアニメ化濃厚なのかな、マラソンしたくなっちゃうよ。


今までの久米田作品とは凄い違う雰囲気なので、これからが凄い楽しみですね。
画集もそろそろ予約せねばと思いますが、店舗特典がどうなるか。


それとTwitterで見たのですが、

「悔画展行きたい」ってつぶやく人が多いので先生もう一度言います。

『悔画展』は6月30日発売の【画集】です。読むものです。行けません。

行けるのは【作品展】『一挙後悔中』です。東京会場でサイン会開催決定したよ。詳細は月曜に@gofa_official さんから発表あるよ。

— くめたん（久米田康治先生担当編集ズ） (@kume_tantou) 2016年6月17日

東京の作品展でもサイン会をやるとの事です。
これは行かざるをえませんねぇ。

詳細は明日発表されるようなので、明日が楽しみだ。


ではでは。