「亭主元気で犬がいい」7巻感想。 [本]

どもっ!
7巻もおもろいですよ。



昨日の6巻に続いて7巻の感想です。


最初の事件は、マリと同じ銭湯に行ってた人が、ひょんな事からマリが探偵事務所に勤めている事を知り、マリに殺された娘の仇討ちの協力を依頼します。

ですが、ただの殺人事件ではなく、裏に大きな悪があり、それを自分の特技?から知ってしまった娘が、それを告発しようとして殺されたという事実が分かり……


防音の部屋からどうやって、娘が犯罪の事を知った理由が、娘の優しさにありますが、それが殺された原因になったと考えると、やはり少し悲しいですね。

ただ最後にちゃんと仇討ちができましたし、正治がトコロドコロで笑わせてくれました。


2つ目は、椿所長が、高校時代の友人に婚約祝いのパーティに誘われ、マリも連太郎を、正治と李君にまかせて、一緒に行きますが、当然のごとく事件が起きて、連太郎がいないのに、どうやって犯人を探し出すのか……

今回は、マリの成長が出た話ですね。
他の推理作品とかでよく出てくるような言葉が出てきてたので、分かりやすかったです。

そして、椿所長の過去話等も出てきて、金に厳しい理由なんかも分かりますが、あの変化は凄いなぁ。
ターちゃんのジェーンを意識したのかな?


3つ目は、行方不明の姉を探して欲しいという依頼で、その姉の恋人が明らかにちょっとヤバいような感じにの人で……

正直恋人を見た時に、「お姉さんはもう……」と思いましたが、結構キツメの描写があり、軽いトラウマになりそうです。

あまりトリックのようなものはなく、簡単な短編というトコですね。
ただ先ほどのキツイ描写のせいで、あまり軽い気持ちで読めないんですがね。


4つ目は、この作品唯一の1話完結の話で、昔自分達に勉強を教えてくれた人に会いたいという依頼を受け、その人が自然環境の事を調べていた事を知り、それを元に、無事その恩師を見つけ出しますが、実は依頼者は……


久々にちょっと社会関係の話が入った話でした。
「権力者は必ず嘘をつく、嘘は力だからだ」という言葉が頭に残ります。


最後の2つの事件が短めだったからか、4つの事件が入ってますが、どの事件も特徴があって、マリの成長を感じる話は、凄いお気に入りですね。

4つ目の事件みたいな1話完結式の話はもうちょいやってほしかったトコロです。


さて、次はいよいよ最終巻です。
二人がどのような結末を迎えるのか、それをどう受け入れるのか。


ではでは~。


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