「かくしごと」 6巻感想。 [本]



二ヶ月の発売延期からの6巻。




久米田先生自身にも娘がいたというまさかの情報が出て初の巻なんので、作品を見る目自体も変わってきそうですが、同時に後藤先生を自身の分身として書いていたら、本編~カラー漫画までの間に起きた事が中々にエグい結末になりそうで怖くもあります。


本編はまだそんな雰囲気は見せておらず、最初は5巻から続いて雑誌社での打ち上げパーティで姫ちゃんがスカウトされたり、その後後藤先生が他社の引き抜きと勘違いされエラい目に遭いかけたりしますが、顔見知りがいて切り抜けたら、お偉い方で交流があったというオチの1話。


他は年末進行での仕事の進め方やそこでの漫画家あるある、初回文書という週間連載を始める時に決めていた最終回のプロットが発掘されて、それで後藤先生がボロボロの母子手帳の「どんな事があっても立派に育て上げる」という過去に自分が決意した事を改めて確認したり、今まで出なかった業界ネタや、元アシアスタントである畑先生ネタであろう「一般人が声優と結婚できるわけねーだろ」からの「漫画家ならあり得るかもな」とか狭い範囲内ではありますが、分かれば笑えるネタもあって程よい濃さの内容でした。


相変わらず謎のままの母親ネタは、姫と「想いは貯めておける」という話になった時に押入れに仕舞ってある箱を見てそれを確認したり、カラーページでは、姫が「この家はまだ私達の家なんだ」と言って片づけを始めて、「いつ誰が帰ってきても暮らせるようにしておかないと」と言ってる辺り、姫と一緒に暮らす存在=後藤先生か母親でしょうし「お父さん」ではなく、「誰」と言ってる辺りもしかしたら、母親も生きているか本編~カラーページまでの間に新たに誰か親族が登場するのかもしれません。

最後には姫が来るまでに家を掃除していたであろう少年が登場し、姫の事を「姉さん」と呼んで、姫が戸惑いながらも「お父さんの隠し子?」と呼ぶと「ちげーよ」と言っていて終わりますが、言葉通り隠し子でないとすれば従兄弟辺りになりそうなので、そこが過去に絡むのかなと。

仮に隠し子のような存在だとすればタイトルの「かくしごと」が「隠し事」、「描く仕事」のダブルミーニングだったのが「隠し子と」のトリプルミーニングにもなりますね。


羅砂と五月の会話では「あんな状況で下ネタを描いていたから叩かれても仕方ない」、「悩んだと思うけど小さい姫を育てるためにやるしかなかった」、「漫画を描く事しかできないのだから他の仕事なんてやろうとするから」と言われてましたが、下ネタを描く事が叩かれる状態=姫の出産、誕生に関してデリケートな問題(代理出産のようなもの?)があって、そんな事を経験したのに下ネタを描き続けるも、バレてしまいカラーページに繋がったという予想。


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確か3月に届いたものですが、以前応募していたキャンペーンのQUOカードが当選していました。
長すぎてスッカリ忘れていましたが、こういう物はやはり嬉しいものですね。




今月末にはコチラの作品も出るようなので買っておかねば、なおかくしごとの7巻は10月17日(木)との事です。


ではでは。



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