「かくしごと」 5巻感想。 [本]

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月間連載の作品ですが、5巻と週間連載でも1年分ぐらいの巻数となりました。


4巻で新しい家族となった犬の名前を付けようとしたら、勘違いによって「ロク」という名前になったり、年末絡みの話で、初めて続きが次の巻に続く形になったりします。


5巻の気になるポイントは、

・アシスタントと犬の名前について相談してて「名前が決まるのは新しい家族になった時」と言われた事で、珍しく姫に真面目そうな顔で「ちゃんと名前を決めてからその名前で呼んで撫でてやれ」という。
・鎌倉の実家で奥さんであろう人が書いた「平凡な未来予想図」という家族揃って食事をする絵。

・家に遊びに来た姫のクラスメイトの「自己紹介で失敗したけど姫ちゃんに助けられた」という言葉に共感。

・友達の誕生会に行くか悩む姫に「祝える時に祝っとけ」、「祝いたくても祝えない日が来るかもしれない」、「逆に祝ってもらえる時に祝ってもらっとけ」の言葉。


特に最後の誕生会で、次の姫の誕生日の備えで「用意周到なアイツだからなにか準備してるだろ」と言い、カラー漫画で出てきた姫の年齢毎に必要になるであろう物を用意した箱に、後藤先生用の物が用意してあって、それに祝い関係の手引きが用意してあった辺り、奥さんは自分が近くにいられなくなる事が分かってた様子。

予想できた別れとなると病死が一番考えられそうですが、作中でそこに触れられていないのが別の理由なんじゃないかと思わせてくれますし、改蔵でどんでん返しなオチをやった事もあるので、別の理由で離れてしまったのか、それとも死別ではあるが、それが単純な理由じゃないとかになるのか。


名前の部分に関しては姫が生まれた時に、親権か何かで揉めて落ち着いて名前を付けたり抱く事ができたのは、それらが落ち着いたあとだったとかそういう話になりそうですが、姫の祖父が登場してないので、その辺りの謎はあまり進まなかった印象。


ただ今までの作風はしっかりしてて、ギャグは控えめですが、雑誌の巻末コメント等の漫画家同士の繋がり、年末進行や業界話、漫画の書き込み過ぎ等の過剰サービス?に関する話と風刺ネタが多かった印象。


6巻は2018年3月17日(土)発売予定!

来月はなんくる姉さん3巻も控えてるからソチラも楽しみな限り。


ではでは。




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